山吹の花

庫裡の裏にある山吹ですから、檀家さんも気がつかないと思います。

以前、越生町に行くと、山吹の里がありました。

早すぎたために、ほとんど咲いていませんでした。

山吹の里歴史公園   越生町大字如意25 付近   リンク    地図

太田道灌が雨のため蓑を借りようとすると、女が１枚の山吹の枝を差し出しました。

道灌は理解できずにいました。

貧しくて箕のがないをことを恥ながら「七重八重花は咲けども山吹の 実の一つだに無きぞかなしき」という古歌をに託した女の気持ちを理解したのは、後のことでした。

このことにより歌を学び、文武両道の武士となったと『常山紀談』に書かれています。

この逸話は越生だけでなく、各地に残されているそうです。