当寺を含め三ヶ所もお墓のある檀家さんがいます。
自分の家、奥さんの実家、叔母さんの墓の三ヶ所です。
三ヶ所を一ヶ所にと提案したところ、親戚の反対があってできないのだそうです。
娘が跡取りの場合、苗字が異なっても良いよう、最初から先祖代々之墓とすることを薦めています。
一件に二ヶ所などは何件もあります。
新興宗教団体のお墓は、特に引き墓は難しいようです。かなり圧力がかかります。
それらの方々が亡くなった後が心配です。
親族が面倒見るからと話しても、あくまでもその代の事が多く、後で高齢になると墓を見切れないとか、代替わりで墓を管理しろと言ってくることが多いようです。
持ち主がこだわる場合も多くて困ります。
娘が苗字の異なる跡取りなのに、自分の苗字にこだわる人もいます。
高齢になってから引き墓をするのは、無理が多いです。
四国のお墓を当寺に移すまで、８０代のおばあちゃんが三回通ったと話していました。
ご主人はさらに高齢ですから、何もしてもらえなかったそうです。
引き墓するならば、元気で預貯金のある内にしましょう。
年金暮らしに経費の掛かることは大変なことです。